山行記録

八ヶ岳 2004年10月23日,24日 2日目

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[2日目]
日の出と雲海初日の昼過ぎから夜にかけての天気でどうなるかと思っていたら、見事な朝焼けです。素敵な雲海。こういうのを見るたびにまた山に来ようと思うわけです。日の出前には星空も見えていたようですが、あいにく私は見逃してしまいました。朝食をささっと済ませて6時に小屋を出ました。今日は赤岳まで向かうので早めの出発です。
途中、温度が下がったためかデジカメの電池が一時的に使えなくなってしまいました。しばらくケータイカメラで撮影しました。ケータイカメラでは表現しきれていませんが、モルゲンロートがきれいです。朝焼け
ヒュッテ夏沢しばらく歩くとヒュッテ夏沢です。ここはあまり利用されていないようなのですが、どうなのでしょうか?
ケータイでもう1枚。ヒュッテ夏沢のとなりに風力発電?の施設がありました。といっても海岸沿いにあるような本格的なのじゃなくて小さくてかわいいやつが沢山です。2階の大部屋
硫黄岳山荘2ヶ月前の硫黄岳では展望ゼロでしたが、今回は360度の大展望です。ただ、風があって寒いのでツェルトの中に入って行動食をかじって休憩をしました。私は正直もう少し展望を楽しみたかったのですが。寒さには勝てませんでした。まずは、すぐ下に見える硫黄岳山荘に向かいます。
硫黄岳山荘のトイレ。山小屋のトイレにしてはとってもキレイ。キレイすぎるくらい。硫黄岳山荘トイレ
大ダルミ硫黄岳山荘前から振り返ると硫黄岳の大ダルミがくっきり見えます。私が中学生の頃に学校登山で登ったときにちょうどこのあたりの朝焼けを見たんですよね。生まれて初めて見た一面の雲海と山の岩肌が綺麗なオレンジ色に染まった風景は、涙が出そうなくらい感動したことを今でもはっきり覚えています。
横岳に向かう稜線からの1枚。光輝く雲海の上にちょこんと顔を出した富士山が遠望できます。雲が太陽にきらきらと照らされてまぶしいです。富士山
北ア一方、右に目を移せば、雲がなく北アルプスが一望できます。槍の穂先もくっきり見えました。
横岳三叉峰だったかな?ひとやすみ。日焼け止めだけじゃなくて、紫外線から目を守るためにはサングラスも重要ですよ。今から白内障予防です。横岳三叉峰?
岩場鎖場横岳から赤岳にかけて本格的に岩場が続きます。鎖場は慎重に歩きましょう。
赤岳です。さすがに八ヶ岳の盟主だけあって立派な山容ですね。このあたりはアルペン的な風景が楽しめる場所です。盟主赤岳
階段梯子こうやってみるとけっこう怖い梯子に見えますがたいしたことはありません。ただし、慎重に行きましょう。このあたりから道が狭くなり、すれ違いも時間がかかるようになります。のんびり待つ心の余裕が欲しいですね。展望を楽しみながら稜線を下って登ってひとふんばりすれば、赤岳展望荘です。ここは登りがなかなかきついです。
赤岳展望荘到着。小屋のおじさんがなかなか愛嬌がありそうな人で、このあたりに泊まって満点の星空を楽しむのも良さそうですね。一休みしていると、赤岳鉱泉から駆け上がってきたらしい学生風の若者が汗だくになりながら誰かとケータイで話ていましたね。「○時間で登ってきちゃったよ!」とか「山野井さんの世界だわ」とか。どこかに野宿するとも言ってたなあ。なんか激しい山の遊び方をしてそうな若者でしたね。大丈夫だったかな?赤岳展望荘
横岳振り返れば横岳です。空が青い!いつも低山歩きをしているとたまにこういう風景を見たくなるんですよね~やっぱり。
最後の急坂を登りきると赤岳の頂上に到着です。頂上付近はそれほど広くなく人が陣取っているので、ピークの手前の小屋のところで一休み。山頂小屋は冬に向けてなにやら解体作業をしていましたよ。赤岳山頂
寒さに耐えてポーズ頂上に立つと相当に風が強く、じっとしていると寒いので記念撮影だけして風から逃げました。バックの阿弥陀がかっこよかったのですが、急にガスってしまって残念。このあたりからガスが湧いてきて怪しい雲行きになってきます。
赤岳山頂で少し長めの休憩をしてあとは下るだけ。30分ほどくだると文三郎尾根との分岐です。このあたりで見える風景も、奥に阿弥陀がそびえ手前に中岳、振り返れば赤岳、となかなか迫力があります。阿弥陀と中岳
赤岳をバックに赤岳をバックにパシャリ。
分岐からは行者小屋に向かって文三郎尾根を下ります。かなりガレ(急で岩もごろごろ)ているのでかなり歩きにくいです。「ざれ場」であればぐいぐい下っていけますが、「がれ」だとそうもいかずけっこう疲れますね。途中から階段になります。がれ
行者小屋行者小屋に着く頃には雨が降ってきそうなくらいの完全な曇り空に。休憩をしていると寒くなるのでメンバーにコーヒーを入れてもらいました。周りは韓国からのツアー客?がいてにぎやかでしたね。
行者小屋から美濃戸山荘を経由して美濃戸口まで下るルートをとります。沢沿いの樹林帯を通りますがここの雰囲気はなかなか素敵です。まだ完全に紅葉しきっていない状態でしたが、逆に少し緑が残っているくらいの方が個人的には綺麗だと思います。美濃戸山荘
美濃戸山荘ようやく美濃戸山荘です。ここからの林道が長いので嫌になります。赤岳鉱泉から降りてきた場合は、さらに手前の堤防あたりから林道が続きますからまだ行者小屋ルートの方が楽でしょう。
途中で下山中の別の登山者の方に車に載せていただいて、思いのほか早く八ヶ岳山荘に到着できました。八ヶ岳山荘のお風呂で汗を流します。八ヶ岳山荘
タクシーで茅野駅までさらにバスの時間まで時間があったのでタクシーで茅野駅に向かいました。3人以上ならバス代と大きく違わないので時間次第でタクシー利用も良いでしょう。茅野駅近くのお蕎麦屋さんで蕎麦をいただきながら、小さい地ビールを一本ずつ飲みました。ほろ酔い加減になりながら茅野駅で解散して今回の山行無事終了です。
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