各種データ | |
山名 | 尾瀬ヶ原(おぜがはら) |
日程 | 2003年6 |
標高 | 1400m |
歩行距離 | 20km |
歩行時間 | 7時間 |
ルート | 富士見下9:05→富士見峠10:50/10:55→尾瀬ヶ原12:00→竜宮小屋12:10/13:00→東電小屋13:35/13:50→ヨッピ吊橋14:05→富士見峠16:00→富士見峠下17:00 |
形式 | 車/日帰り/一般登山道・往復 |
パーティー | 青年山の会3名 |
地図 | Yahoo!地図情報 |
メモ | 今回は、大賑わいの鳩待峠を回避し、富士見下からのアプローチ。富士見下から富士見峠まではさらに林道が続くが、一般車両は通行禁止。富士見下には30台ほどの無料駐車スペースがある。 |
自動車班2名と、鉄道班1名(班っていうか1人だし。みたいな)はJR沼田駅で合流。尾瀬へはそこから更に50kmほど。
案の定、鳩待峠方面の駐車場は激混みのうえ当然駐車料金も取られる。ここで思案「別ルートもあるよな?」。駐車場の交通整理のお兄さんに聞くと、富士見峠下に駐車スペースがあるとのこと。「コース的には中級向けです」と言われたが、我々は迷わずそちらへ向かう。富士見峠下に着くと、すでに2台ほど先客が。スペース的には30台くらいは停められるはず。ただし、道路自体は細いので注意。
富士見峠下から富士見峠までは、およそ7kmの林道である。一般車は通行禁止のため歩くしかない。途中まではだらだらとしたゆるい登りだが、道も半ば以上進むと少しずつ展望が開けてくる。
後ろに見えるのは富士見小屋。トイレには大陽光発電を使用していた。ここから竜宮小屋に抜けるルートと見晴へ抜けるルート、皿伏山を経由して尾瀬沼に出るルートなどがある。中ノ原経由で鳩待へ抜けることもできる。尾瀬一帯攻略には便利な中継基地であろう。
単なるルート案内板。富士見小屋から尾瀬ヶ原までのルートは、後半一気に下る急坂である。往復ルートの場合は、この急坂が相当きつい。帰着予定時間に注意して尾瀬散策されることをお勧めする。
尾瀬ヶ原到着。私にとっては初尾瀬である。う~ん。といっても正直それほど感動はなかった。やはり植物をもっと勉強しないと漠然としてしまう。たまたま、昔、尾瀬でガイドをしていたという女性に色々教えてもらいながら途中まで歩いたのだが、自分があまりにも知らなさ過ぎることを実感させられた。
竜宮小屋到着。さすがに賑わいを見せている。我々は、小屋の前で昼食タイム。空を見ると雨こそまだ降っていないものの雲が垂れ込めて怪しい雲行きである。休憩もそこそこに出発する。
ときおり団体とすれ違いながら、ところどころで花を鑑賞しながら、木道をゆく。相変わらず至仏山も燧ヶ岳も雲の中だ。これでは尾瀬を満喫したとは言えないなぁなどと思いながら・・・。
只見川。あ。今初めて気付いた。ここが福島と新潟の境界だったのか。このときは、てっきり群馬に居るものだとばかり思っていた。
木道ののびる先は、至仏山。その山容すらようとして判別できない。次は是非、至仏へ尾瀬沼へ、との気持ちを新たにした。しかし、人の居ない時期に思う存分満喫してみたいと思っても、そういう時期こそ人が多いというジレンマなのだ、などと評論してみてもはじまらない。
東電小屋旧館。新館、旧舘ともに立派な小屋でした。あんみつ400円!などと眺めていたら、ついに雨が落ちてきた。本降りになる前に急がねば。
ヨッピ吊橋。「よっぴ」とは川の集まるところを意味する。と確か東電のたて看板に書いてあった。ふむふむ。(その後の調べで、どうやら「よっぴ」とはアイヌ語で『集まる』を意味するらしい。)
どうやってこのような湿原が形成されたのか、池糖ってどうやってできたんだろう?とか興味はいろいろ。山をやるようになってから、自然のいろんなことをもっと知りたい!わかりたい!という思いが強くなったと思う。
暗くなる時間も近づいていたため、休憩もそこそこに先を急ぐ。尾瀬ヶ原から往復の逆ルート。先ほど下った急坂を今度は急登である。時間にしたら30分ほどだろうが、日が落ちる時間が近づいていたこともありかなり急いだ。心臓ばくばく、汗だらだら、喉からから。おそらく、今年度きつい山行ベスト3に入る辛さであった!残雪地点を通過すれば、そこは富士見峠。ここまでくればという思いでほっとしたのもつかの間。雨である。そして、しばらくとしないうちに今度は雹!普通は登りより下りの方が速い。しかし、雹と雷と雨を感じながらの下りというものは非常に長かった。